2016年1月6日水曜日

Excel 2013でのファイルの読み書きに与えるアロケーションユニットサイズの影響

背景

ハードディスクをフォーマットするときに,アロケーションユニットサイズの設定が可能であるが,Excelファイルの読み書きでのの影響がどのくらいあるかを調べた。

検証環境

Excel 2013(64bit) + Windows 10 Pro(64bit)
CPU: Core i7 2.4GHz
RAM: 16GB
仮想メモリ: OFF



検証方法

以下の手順で検証した。
  1. セルに「あ」だけを入力して,約20MBのExcelファイル(xlsb形式)を作成する。
  2. 空きパーティション(約97GB)を4kBまたは64kBのアロケーションサイズでフォーマットし,Excelファイルを開くのにかかる時間,上書き保存するのにかかる時間をtimeGetTimeを利用して計測する。
  3. キャッシュなど様々な影響があると思われるが,それらの影響が対等になるようにいろいろとりまぜて,計20回ずつ測定する。


結果

以下のとおりで,アロケーションユニットサイズによる性能差はみられない。

Excelファイルを開くのに
アロケーションユニットサイズ4kB:     12.51±0.14秒
アロケーションユニットサイズ64kB:   12.50±0.16秒

Excelファイルを上書き保存するのに
アロケーションユニットサイズ4kB:     16.23±0.23秒
アロケーションユニットサイズ64kB:   16.15±0.23秒

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