2015年12月30日水曜日

Excel 2013のDEVSQ関数から求めた分散と,VAR.S関数から求めた分散との一致桁数の比較

背景

分散は,DEVSQ関数を利用して算出することもできる。

そこで,DEVSQ関数を利用して分散を求めた場合と,VAR.S関数で分散を直接求めた場合とで一致桁数を比較した。


検証環境

Excel 2013(64bit) + Windows 10 Pro(64bit)
CPU: Core i7 2.4GHz
RAM: 16GB
仮想メモリ: OFF



検証方法

以下の手順で検証した。
  1. 標本数nの一様乱数を生成する。
  2. DEVSQ関数で偏差平方和を計算する。
  3. n-1で割って,分散とする。
  4. この結果と,生データから直接,VAR.S関数で求めた結果との一致桁数を算出する。


結果

 いくつかの条件で試した中で,一致の比較的悪かったものは下図のとおり。11桁は一致するとみてよさそうである。
Excelでの実際のアルゴリズムがよくわからないので,これ以上の考察はしない。



VAR.P関数についても同様の検証を行ったが,結果はほぼ同様であった。

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