背景
ハードディスクをフォーマットするときに,アロケーションユニットサイズの設定が可能であるが,Excelファイルの読み書きでのの影響がどのくらいあるかを調べた。検証環境
Excel 2013(64bit) + Windows 10 Pro(64bit)CPU: Core i7 2.4GHz
RAM: 16GB
仮想メモリ: OFF
検証方法
以下の手順で検証した。- セルに「あ」だけを入力して,約20MBのExcelファイル(xlsb形式)を作成する。
- 空きパーティション(約97GB)を4kBまたは64kBのアロケーションサイズでフォーマットし,Excelファイルを開くのにかかる時間,上書き保存するのにかかる時間をtimeGetTimeを利用して計測する。
- キャッシュなど様々な影響があると思われるが,それらの影響が対等になるようにいろいろとりまぜて,計20回ずつ測定する。
結果
以下のとおりで,アロケーションユニットサイズによる性能差はみられない。Excelファイルを開くのに
アロケーションユニットサイズ4kB: 12.51±0.14秒
アロケーションユニットサイズ64kB: 12.50±0.16秒
Excelファイルを上書き保存するのに
アロケーションユニットサイズ4kB: 16.23±0.23秒
アロケーションユニットサイズ64kB: 16.15±0.23秒
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